この度は、社すみれ園で発生した虐待事案につきましてご利用者の皆様、関係者の皆様にご心配とご迷惑をおかけしたことを謹んでお詫び申し上げます。

先日の報道であった通り当園では、2023年1月と9月に虐待事案が発生しました。 この件につきましては、加東市や兵庫県の指導も受けながら現在も以下の対応を 継続しています。

1. 事故発生時の対応の見直しと検討の継続
   事故等が発生した場合は速やかに臨時検証委員会、臨時ユニット職員会議を 開催し保険者・当事者ご家族への連絡を行います。 必要に応じ当該ユニット職員との個別面談を実施し細かい状況の確認や 今後の対応方法を共有します。 また、関係部署にも情報を共有し再発の防止に努めます。
2. 虐待につながりかねない不適切ケアを改善し介護の質を高める取り組み
   全職員を対象とした「不適切ケアに関するアンケート」を定期的に実施し 現状の課題の抽出とその対応を行います。 重要と思われるヒヤリハット・アクシデントが発生した際には、その後の 経過も確認し問題解決に取り組みます。 見守り機器の活用等で職員の介護負担やストレスを軽減し介護の質を 高める取り組みを行います。
3. 職員全体に対する虐待防止マニュアル等の周知徹底と対面での研修会の実施
   委員会にて定期的にマニュアルの確認と見直しを行い各部署会議時に 各職員に周知します。 外部講師を招き虐待防止に関する研修会を全職員対象に毎年開催します。
4. 再発防止の為の体制の見直しと風通しの良い組織体制づくり
   部署間や役職間の壁をなくし職員の意見が通りやすい体制をつくります。 定期及び随時の人事異動も含め体制の活性化を図りよりよいケアが提供 できるように努めます。

当事者ご本人、ご家族には多大なご迷惑をお掛けしたことを深く反省し、同じような事が再度起きないように、地域の皆様の信頼を回復できるように職員全員で取り組んで参ります。　

2024年4月24日
社すみれ園　施設長　橋本　雅樹